この度の Act Against Anything VOL.1「THE VARIETY 27」からのご寄付に関し、心より感謝申し上げます。
バングラデシュでは、昨年3月より新型コロナウィルスの影響で、多くの教育機関が閉鎖されたままです。私たちの活動は、「キニティウ スクール」という学校の運営サポートを中心に、少数民族やマイノリティの子どもたちの教育支援を行うことです。しかし、今コロナ感染よりも、コロナによって人が動けなくなること、これまでの支援が滞ることで、現地の人々の苦しみが増し、みんなが一般教育を得ることを叶えるどころか、教育へのアクセスが困難となり、貧富・都市と農村・民族の異なりなどによる格差がさらに広がるように感じられます。すべて命あってのことですが、生きるための教育や楽しみを得ることは、今も継続して支援したいものです。
長年続いてきたAAA THE VARIETYの支援が、AIDSのためからAnythingへと向かう機に、今回のご縁が結ばれたことを、本当に自分の使命のように感じます。バングラデシュは、今はコロナやロヒンギャ難民問題もそうですが、それ以前に、生きるために苦労する人々がいて、それも「子ども時代」からというのが多くでした。たくさんのNGOや外国企業がここにいて、大変な環境の中でも活動をするのは、それでもこの国の可能性や人のエネルギーに未来の望みを感じるからだと思います。私にとっては、子どもたちがそうです。
岸谷五朗さんの言葉にもあるように、今、多くの皆さんの「絆力」と「想う力」を感じております。バングラデシュの片隅であるチッタゴン丘陵地帯という活動地から、将来的にあらゆる問題を抱える全土のみんながこのご支援の力を享受するように、目の前の子どもたちのサポートに努めてまいりたいと思います。
どうかみんなが、コロナ禍に負けないで、乗り越えていけますように。
原田 夏美
ChotoBela Foundation 代表
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